大岐城 (おおきじょう)
所在地 高知県土佐清水市大岐 2021.3.10
大岐城 (おおきじょう)
所在地 高知県土佐清水市大岐 2021.3.10
登城ルート
墓地通路を進む
2郭・土塁
主郭東側尾根の堀切
主郭・西側土塁
主郭西側の堀切
西側2条目の堀切
大岐城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高110m】
【感想】 土佐清水市大岐の標高約120mの尾根に築かれている。
東西2つの広い郭から構成され、北側と西側に高土塁が巡らされている。西尾根に2重堀切がよく残っている。
【案内】 国道321号線より「ふるさと林道」を西へ約500m行くと、墓地がありそこに駐車できる[マップコード276 263 484*86]。
墓地の通路を登り、終点右より5m程入ると尾根の道がある。斜度が急になる付近から竹薮があり、左側に回り込んで登ると、頂上が見えてくる。
右斜めに登ると2郭に出、北側に主郭につながる土塁があり、北東尾根に浅い2条の堀切がある。
西に一段高い主郭があり、北から西にⅬ字形の土塁が残り、西尾根に2重堀切が見られる。
【歴史】 文明年間(1469~87年)中村城主一条氏の家臣・大岐氏により築かれた。大岐丹波守家政、大岐能登守政直、大岐左京進正行と続いた。
天正二年(1574年)一条氏の家老ら(安並、羽生、為松)が謀り、主君一条兼定を豊後に追放したが、大岐左京進正行は加久見城主・加久見左衛門と共に兵を挙げ3家老を滅ぼした。
左京進正行は、文禄二年(1593年)朝鮮の役に出陣して戦死したという。