座喜味城 (ざきみじょう/ざきみぐすく) (国の史跡・世界文化遺産)
最寄地 沖縄県読谷村座喜味708‐6 2013.6.6
座喜味城 (ざきみじょう/ざきみぐすく) (国の史跡・世界文化遺産)
最寄地 沖縄県読谷村座喜味708‐6 2013.6.6
城跡碑・入口
二の郭南城壁
二の郭アーチ石門
一の郭アーチ石門
一の郭
座喜味城 一の郭跡(地図)
【遺構★★★★★★】
【案内・感想】 「村立美術館」(表記番地)の駐車場が用意されている[マップコード33 854 278*64](地図)。その北に城跡碑があり、その西に六本柱の「高倉」が2棟復元されている。
石段を登りしばらく北に行くと郭の城壁石垣が現れる。アーチ門を潜って二の郭に入るとその北に一の郭があり、一の郭の北側には15m四方の建物礎石が残り巾2~5mの城壁石垣上からは、西に東シナ海が望める。
平成十二年(2000年)11月に首里城跡など共に、世界遺産として登録されている。
【歴史】 十五世紀初頭、築城家として名高い護佐丸によって築かれたと云われる。
護佐丸は当初、座喜味の北東4㎞にある山田グスクに居城していたが、1416年(1422年説もあり)中山(ちゅうざん)尚巴志の北山城攻略に参戦、北山城攻略後は戦後処理のため一時北山城にとどまって、その間に座喜味に築城を開始した。
標高120m余の山上に石灰岩の切石積みで築かれ、2つの郭からなる連郭式の城で面積は約4千㎡で沖縄のグスクとしては中規模である。アーチ石門は最古といわれる。
出土品の陶磁器からは十六世紀のものまでみられることから、座喜味城は護佐丸が中城城へ移った後も使用されたと考えられる。
沖縄戦前には日本軍の砲台や、戦後には米軍のレーダー基地が置かれたため一部の城壁が破壊されたが、城壁の復元が行われた。