大森城 (おおもりじょう) (町の史跡)
所在地 愛媛県南宇和郡愛南町蓮乗寺 2021.3.9
大森城 (おおもりじょう) (町の史跡)
所在地 愛媛県南宇和郡愛南町蓮乗寺 2021.3.9
登城ルート(緑線は車道)
桜園入り口
主郭南側の堀切
主郭南の四阿・土塁
主郭
堀切・土橋・北郭
大森城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高90m】
【感想】 県道56号線「城辺トンネル」の直上に位置する標高約129mの山頂に築かれている。主郭は公園となっているが、南側に土塁、堀切や南東に竪堀がよく残っている。
舗装道北には北郭があり、堀切・土橋が残っている。
【案内】 県道56号線の城辺トンネル東側より南に登った「南レク城辺公園」の駐車場が利用できる[マップコード245 100 853*45]。
グランド北側より桜園を目指し、さらに舗装道を登って行くと大森城跡がある。
北郭へは車止めポール先を左に登ると、堀切、土橋があり北側に細長い平坦地がある。「14番弥勒菩薩」と仏像が祀られている。
一方主郭へは舗装道を南西に行き、木道を登ると堀切がある。途中の右斜面にも竪堀が見られる。
主郭の南側が高く土塁上に四阿が建てられ、北側は公園となっており、北に城跡看板が掛けられている。
昭和三十九年(1964年)に常盤城・緑城とともに愛南町の史跡に指定された。
【歴史】 勧修寺氏の本城である常盤城守備のため、常盤城の南に位置する大森山に築かれたが、天正十一年(1583年)に長宗我部氏に攻められ、常盤城の他の支城(猿越城・緑城)と共に落城した。