望月城 (もちづきじょう)
最寄地 滋賀県甲賀市甲南町杉谷1957 2017.2.3
望月城 (もちづきじょう)
最寄地 滋賀県甲賀市甲南町杉谷1957 2017.2.3
登城ルート
空き地奥の登り口
坂虎口
主郭・土塁
西側堀切1
西側堀切2
北側空堀
望月城跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高20m】
【感想】 新名神高速道路の通る尾根より伸びた東端に築かれている。約40m四方の方形郭を高い土塁で囲み、見応えがある。北の一段下にも細長い郭が残っている。 標識など無いのが残念である。
【案内】 県道132号線「杉谷南」交差点より南に県道337号線を100m行き右折、西に250mほど行った橋の手前が広く駐車できる[マップコード453 273 877*38]。
少し戻って右に民家を過ぎると空き地があり、山側に登り口がある(地図)。
少し登ると稲荷神社があり、神社背後に坂虎口がある。主郭は5~8mの土塁を巡らし、西側の土塁中段は櫓が築ける広さがある。西側に二重になった堀切、北側に空堀があり土塁のある曲輪が残っている。
また西側に、城郭らしい造作のある平坦地がある。
【歴史】 築城時期ははっきりしないが、室町時代、甲賀五十三家の一つ望月氏によって築かれた。 望月氏は、信州佐久の望月氏の一族と云われる。
永禄十一年(1568年)織田信長との観音寺城の戦いに敗れた六角義治は、この望月氏を頼って甲賀へ逃れたと云われる。