吉田城 (よしだじょう) (吉田土居城) (市の史跡)
最寄地 高知県南国市岡豊町吉田160 2018.3.8
吉田城 (よしだじょう) (吉田土居城) (市の史跡)
最寄地 高知県南国市岡豊町吉田160 2018.3.8
カフェ・ククサ右より
吉田備後守邸趾の碑
南側土塁
主郭
北側から見た主郭・南側土塁
吉田城跡 (地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 新改川を挟んで岡豊城の南東約1kmに位置し、東西約80m南北約50mの規模の平城で、南辺の土塁がよく残り、郭跡は水田となっている。
【案内】 県道249号線より細い道を北に約450m行った左に「カフェ・ククサ」の駐車場がある[マップコード73 315 294*58](地図)。
少し戻って東に歩くと「カフェ・ククサ」があり、突き当りを左に行くと、土塁が見えてくる。左に鳥居のある社がありその横に「吉田備後守邸趾」の石碑が建てられている。
東に墓地跡の土塁がコの字形に残っている。郭内は水田や藪となっている。
【歴史】 吉田氏の出自は相模国吉田荘の武将で、その末裔が足利氏に与して戦功をあげ、土佐国長岡郡吉田に所領を賜った。
築城年代は定かではない。城主吉田孝頼は長宗我部国親の妹を妻として、長宗我部氏の勢力拡大に貢献した。
長宗我部氏が改易となった後は一族離散して生駒氏、藤堂氏、堀田氏、山内氏に仕えた。幕末の土佐の家老吉田東洋はその子孫である。