花房城 (はなふさじょう)
最寄地 福岡県北九州市若松区大字二島17−1 2020.9.26
花房城 (はなふさじょう)
最寄地 福岡県北九州市若松区大字二島17−1 2020.9.26
登城ルート(緑線は車道)
NTT岩尾無線中継所への道(車止め)
北側2条目の堀切
舗装道からの木道
主郭・右側に土塁
南側堀切
花房城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高120m(林道より)】
【感想】 標高221の岩尾山の北側150m程の山頂に築かれている。単郭の城で主郭は広く、草は少ない。
北側に2条の堀切があり、西側に畝状竪堀がよく残っている。それに続いて南側にも堀切があり、東側の道路からも見られる。
【案内】 国道199号線「東二島二丁目」交差点より北の水上観音寺(表記番地)を目指し、少し過ぎた岩尾無線中継所専用道入口付近に駐車できる[マップコード16 511 761*24]。
そこから約1.4km専用道を歩くと峠の右側に主郭への木道がある。
【歴史】 この一帯を治めた領主麻生家の城とされる。一説には麻生近江守の名が伝えられる。
応永年間(1394~1428年)麻生氏と大内義弘との争いが起き、畑城主香月盛経の軍勢によって攻め落とされた。
伝説では、城主の姫は麓の狩屋に逃れた。しかし隠れる所もなく、大きな桶に身を潜めていたが、着物の裾模様がはみ出ていたために見つかり、その場で殺されたという。その後、狩野の谷間には、裾模様に似た花が咲くようになったという。