芝村陣屋 (しばむらじんや)
所在地 奈良県桜井市芝1177 2018.7.12
芝村陣屋 (しばむらじんや)
所在地 奈良県桜井市芝1177 2018.7.12
織田小学校・石垣・土塀
織田小学校・忠霊塔・説明板
説明板
南側水堀(西)
慶田寺の陣屋南門
芝村陣屋跡(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【感想】 織田小学校の南西側の石垣が古く、西側の奥の石垣はセメントが入れられ、石の切り方も新しくなっている。
小学校の北西方50m、南方100mに夫々池があり水堀の名残りという。
【案内】 織田小学校(表記番地)となっており南側に石垣が残り、忠霊塔の前に説明板がある。
また、陣屋南門が織田氏の菩提寺慶田寺(桜井市芝753)の山門として移築されている。
【歴史】 織田有楽斎長益の四男長政が元和元年(1615年)に1万石を分知され、式上郡戒重に陣屋を構えたのが始まりである。
織田有楽斎長益は関ヶ原の戦いで東軍に与し、戦功を挙げ、その後は豊臣氏の家臣になっていた。
豊臣氏滅亡後に徳川氏への配慮から所領3万石の内、1万石を自分の隠居領に1万石ずつを四男長政と五男尚長に分知させ、四男長政が戒重に陣屋を構えた。延享二年(1745年)第7代藩主輔宜の代に戒重より芝村に陣屋を移した。
長政より10代目の長易の代に明治維新を迎えている。