東山城 (ひがしやまじょう)
最寄地 兵庫県丹波篠山市辻1019 2019.9.2
東山城 (ひがしやまじょう)
最寄地 兵庫県丹波篠山市辻1019 2019.9.2
登城ルート(緑線は車道)
フエンス扉から入る
北尾根の堀切
東1の郭・主郭切岸
主郭・土塁
東の堀切
6段の郭の1段 目
東山城跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高110m】
【感想】 山城・摂津・丹波を結ぶ要衝の地であり、辻川右岸の標高371mの尾根山頂に築かれている。淀山城の南東約600m、南山城の北東約600mに位置している。
主郭は広く北側に土塁があり、北郭北の堀切や東郭東の堀切、竪堀その横の畝状竪堀など見所は多い。
【案内】 国道372号線「デカンショ街道」より南に行ったT字路を左折[マップコード155 832 800*62]、東に約50m行った表記番地横に駐車場があり、説明板が建てられ、奥に登り口がある(地図)。
少し行くと、獣除けフエンスの扉があり谷筋を行って、左の尾根に登り、尾根を南下すると北郭の堀切がある。
南に土塁のある主郭があり、東に2段の郭、東端に堀切がある。またその南に畝状竪堀がある。
戻って、主郭の南尾根に6段の郭がある。
【歴史】 大永年間(1521~28年)波々伯部(ほうかべ)次郎左衛門尉光則の支族である民部丞光郷の子・兵庫助光興により築城されたと云われる。
その子・光久は更に堅固な城郭として再築した。
波々伯部氏一族は、淀山城を中心に東山城、南山城、垣屋城に拠って、当時の丹波の守護山名氏、その後細川氏、更に八上城の波多野氏が勢力を伸ばすとその重臣となり、勢力の保持に努め活動した。