大森陣屋 (おおもりじんや)
所在地 滋賀県東近江市大森町971 2019.7.7
大森陣屋 (おおもりじんや)
所在地 滋賀県東近江市大森町971 2019.7.7
陣屋跡の碑
玉緒小学校
城代長屋門
石搭寺山門(移築門)
大森陣屋跡(地図)
【遺構★☆☆☆☆】
【感想】 大森城遺跡の説明板に、玉緒小学校が最上氏大森陣屋跡と記されている。遺構は消滅している。
発掘調査で室町時代の遺構が出土し、大森陣屋が置かれる以前には布施氏の居館があったと考えられている。『大森城遺跡説明板』
長屋門を訪れた時、最上氏の城代の子孫である御主人が出てこられ、陣屋跡や長屋門について説明して頂いた(感謝)。時代を越えて連綿と言い伝えが残っているようだった。
【案内】 東近江市立玉緒小学校(表記番地)東の「大森町」交差点横に「最上氏大森陣屋跡」の石碑が建てられている[マップコード67 597 649*35]。
陣屋跡は市立玉緒小学校敷地となっており遺構は無いが、北向いに城代家老の長屋門が見られる。
また、陣屋門が南東約2kmにある石塔寺(東近江市石塔町860)の山門として移築されている。
【歴史】 山形城主最上義俊は元和八年(1622年)最上騒動によって改易となり、近江国大森藩に1万石で入封した。
寛永八年(1631年)義俊が没すると、義智が家督を相続したが、幼小のため所領を半減され5千石となった。
明暦元年(1655年)最上義智によって大森陣屋が築かれた。
以後13代最上氏5千石の治世の中心となり、明治に至っている。