田屋城 (たやじょう)
最寄地 滋賀県高島市マキノ町森西253 2016.10.27
田屋城 (たやじょう)
最寄地 滋賀県高島市マキノ町森西253 2016.10.27
登城ルート
入口・説明板
大手虎口
口ノ丸
三の丸
二の丸
本丸舛形虎口
本丸・土塁
横堀
田屋城 本丸跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高180m】
【感想】 琵琶湖北西の標高309.9mの山頂に築かれており、延々と急な堀道を登ると、虎口手前の左手に見事な竪堀が残っている。
三の丸の四阿からは琵琶湖の絶景が望め、霞んでいたので対岸は見えなかったが、説明板によると山本山城や小谷城も望めるという。北の丸の土塁と本丸の舛形、土塁は見応えがある。本丸の北に大きな横堀があった。
【案内】 県道287号線より西に行った森西集落の外れの表記番地西150mに案内板が建てられている[マップコード192 153 159*60](地図)。
その先左の路肩に駐車できる。獣除けフエンスを開け閉め、少し行き標識に従い右の尾根を登る。やがて九十九折れの堀道となり上り詰めると標高309.9m比高約180mの尾根先端部の城跡に着く。
大手虎口の左手に竪堀があり、虎口土塁上に「田屋城趾」の石碑が建てられている。その先に三の丸「口ノ丸」があり、四阿が建てられている。西側と土塁で仕切られている。
空堀を挟んでその北東に「北の丸」があり周囲に土塁がよく残っている。空堀を伝って北に行くと左に低地となった二の丸「奥の丸」がある。そのまままっすぐ土橋を進むと、舛形があり(なぜか奥の丸の石碑がある)広い主郭がある土塁が一周残り外側に横堀が残っている。
【歴史】 戦国時代末(15世紀後半)高島郡北部を支配していた海津衆のうち、田屋氏は江北浅井氏と縁戚関係を持っていた。
浅井亮政(すけまさ)は田屋氏の子とされる明政を養子にし、娘(鶴千代)の婿に迎えた。以後、田屋氏は浅井氏の高島郡進出に大きな役割を果たした。