血深城 (ちぶかじょう) (岩谷城・庄川口城・勢ヶ峰城)
最寄地 和歌山県西牟婁郡白浜町十九渕100−2 2022.5.3
血深城 (ちぶかじょう) (岩谷城・庄川口城・勢ヶ峰城)
最寄地 和歌山県西牟婁郡白浜町十九渕100−2 2022.5.3
登城ルート
登り口階段
2郭西の石垣
主郭虎口右の通路
主郭・土塁
3郭・石室
3郭東の巨岩・弧状の穴
血深城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高80m】
【感想】 富田川左岸に東より西に伸びた標高約96mの山頂に築かれている。
主郭の西に2郭、東に3郭が配置され、巨岩を巧みに利用した城となっている。
殊に東の3郭は巨岩の間を縦横に堀が伸びている。東側に物見のような巨岩があり、柱穴ともいわれるが直線でなく弓なりで建物が建つのか不自然で、天然の穴かも知れない。
【案内】 国道42号線より満願寺(表記番地)に向かう左側の空き地に駐車した[マップコード457 573 160*84]。
満願寺裏の道を登ってゆき最終の民家手前に階段がある(地図)。
階段の上は笹薮が凄く苦労するが何とか尾根西側に着いた。
そこから階段状の畑跡のようなところに出、そこを登って尾根に出、しばらく歩くと城跡西側の巨石のあるところに着く。
そこから少し登ると石垣がありその上が2郭で、東に巨石と人が通れる通路がある。戻って虎口を登ると主郭に着く。主郭の南側に土塁が見られる。
主郭から少し降りて3郭に行くと、次第に巨岩が目立ち始め、東側に巨岩の間に縦横に堀状の地形が見られる。石室とか抜け穴などと呼ばれているそうな!
【歴史】 建武年間(1334~38年)に富田八郎によって築かれたと云われる。