大番城 (おおばんじょう)
所在地 広島県三次市三若町 2021.6.8
大番城 (おおばんじょう)
所在地 広島県三次市三若町 2021.6.8
登城ルート(緑線は車道)
南側の墓地・背後にフエンス開口部
南2番目の堀切
主郭
2の郭
北1番目の堀切
大番城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高40m】
【感想】 旗返山城の南東約1.3kmに位置する標高322mの山頂に築かれている。
北西から南東に伸びる尾根に3つの自然地形に近い郭が並んでいるが、それに対して5条の堀切がよく残っている。
【案内】 国道375号線の美波羅川東より県道45号線に入り、約1.3km行くと右斜め手前に曲がる道がある[マップコード267 122 176*35](地図)。
そこよりの約200m行くと、墓地がある(地図)。南へ行く道の山側にやっと駐車出来た。
墓地の裏のフエンスが開いており、すぐ尾根先があり登って行くと間もなく2条の堀切に着く。
その先に主郭があり、細長い郭を経て2条の明瞭な堀切がある。
北西に平坦地があり下段に浅い堀切が見られる。
【歴史】 『日本城郭体系』では天文二十二年(1553年)尼子氏に寝返った旗返山城の江田隆連を毛利元就軍が攻略するが、江田氏の救援に来た「尼子氏の陣城ではないか」と指摘されている。
また、『広島県中世城館遺跡総合調査報告書』では「旗返山城の古城ではないか」と指摘されている。