前田城 (まえだじょう)
所在地 香川県高松市前田西町462−2 2017.12.11
前田城 (まえだじょう)
所在地 香川県高松市前田西町462−2 2017.12.11
宝寿寺
墓地入口・空堀跡
虎口・城跡標柱
本丸跡の墓地
西側
前田城跡(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【感想】 立石山から南西に伸びる丘陵先端の台地に位置し、前田家の墓地として利用され、周囲に低い土塁の跡と空堀の痕跡が見られる。
城は東西約36m南北約52mの本丸とその南側の2の丸(宝寿寺)から構成されている。
【案内】 県道42号線より細い道を北に行った宝寿寺(表記番地)西に入口がある[マップコード60 463 740*44]。その先の西側道路に駐車スペースがあり、道路は狭く通行には注意した方がよい。宝寿寺北の本丸跡の墓地に城跡標柱、説明板が建てられている。
【歴史】 文明年間(1469~87年)十河城主十河景滋(かげしげ)の弟前田頼母頭宗存(むねまさ)が築城し、以後、主殿頭(とものかみ)宗治、葚之丞宗清と続いた。
3代前田葚之丞宗清は、天正十年(1582年)長宗我部元親の十河城攻めに際して、敵に夜討ちをかけるなど活躍している。
しかし、2年後再び押し寄せた長宗我部軍との戦いで討死し、前田城も廃城となった。