上庄北城 (かみのしょうきたじょう)
所在地 奈良県生駒郡平群町上庄1丁目15−1 2017.2.4
上庄北城 (かみのしょうきたじょう)
所在地 奈良県生駒郡平群町上庄1丁目15−1 2017.2.4
悠々の郷裏側の登り口
堀切
東側空堀
主郭・土塁
北側空堀
上庄北城跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 堀切のある東端から少しよじ登ると、平坦地となり、西に歩いてゆくと見事な空堀がコの字状に残っている。主郭は北側が高く、やや傾斜した平坦地となっている。
【案内】 老人介護施設「悠々の郷」の北に位置する[マップコード11189533*62]。
南北約45m東西約30mの方形の郭の東に土塁がよく残り、コの字に空堀が残っている。西側は切岸となり竜田川の落ち込んでいる。
【歴史】 築城時期、城主に関する資料はまったく残っておらず不明である。
しかし、当城の位置が平群町櫟原・西向・上庄地区に平安時代末から戦国末期まで続いた東寺(教王護国寺)の根本荘園平野殿庄の庄内にあたり、庄域全体を見下ろす絶好の台地であることなどから、平野殿庄の記録が多々残る東寺百合文書に、度々登場し下司まで務めた悪党、曾歩々々氏(そふそふ氏)に関連する城跡と推測されている。