メディアとビジネスの関係が変わる twitter http://twitter.com/infoerosion
前世紀に「メディア」といえば、人々はマスコミ、プレス、報道を思い浮かべた。
なかでもTVの光と影が大いに議論され、「メディアリテラシー」が叫ばれた。
リテラシーは読み書き能力のことだが、その前に「メディア」がつくのは、各メディアのもつ様式にメッセージ性があるからで、マーシャルマクルーハンはこのことを「メディアはメッセージである」と言い表し、メディア自体に対して注意を喚起した。
今世紀になってWebやケータイが生活者に普及するに及んで、マクルーハンの想定外のことが起こった。
メディアと自称するものが多様化してメディアの特質を捉えることが特段に難しくなったのである。
生活者が情報発信できるようになって、アナログデジタル両メディア陣営とも、カオス状態になった。
早急な融合論、デジタル原理主義、デジタルに背を向ける孤立主義、…
先に自分のスタンスを決めてしまってから世の中を見るのは、いずれも思考停止である。
今後メディアの世界にどのような潮流が起こるのかは予測できないが、このテーマは「コミュニケーション論」として考えるべきではないか。これからのメディアビジネスに必須なのはこのためのリテラシーである。
ここではデジタルメディアリテラシーは、デジタルメディアを生活の中でストレスなく自然に使って、コミュニケーションの向上をする能力、と考えて波に揉まれながら思考していきたい。(小笠原治)
→ Articles デジタルメディアビジネスの記事 過去記事 → Archive
タイトルについて どうして Letter なのか?
【取扱範囲】 デジタルメディア、メディアビジネス、コンピュータ・ネットワークのインフラ、クラウド、情報デバイス、スマートフォン、ジャーナリズム、ユーザインタフェース、プレゼンテーション、情報流通・課金、情報循環、アーカイブ、電子書籍、ドキュメンテーション、コミュニケーションデザイン、ソーシャルメディア、ミーム、…