投稿日: Jul 13, 2015 12:32:57 AM
東京オリンピックまでに東京あるいは日本のインフラ再整備をするという話がいくつもあったが、IT関係はどのような青写真があるのだろうか? 東京都は飲食店のメニューのマルチリンガルを支援するサイトなどがあったが、そもそも国や自治体のサービスがネット上でかたずかないことが多いのを何とかしなければならない。
これはeJapanの失敗とか後退というのがあって以来、滞っているテーマであって、言語表記が何語であるかよりも前に、24時間ネットで必要な情報が得られるようにしなければならないし、そもそも従来の行政がやっていた制度自体がもっとシンプルにしないと、外国語に表現できにくい点が多くある。要するに日本語から外国語に翻訳している内容のほとんどが、言い訳のようなものになってしまうからだ。
ゴミ箱にゴミを捨てるにしても、分別することが前提になっているのか、お構いなしにほり込んでいいのか、日本人でも迷う。コンビニはゴミ収集の徹底をしているようで4種類ほどの箱が並んでいるが、その他の場所では、ここで何を捨ていいのか悪いのかが判別できないことがある。
こういった問題も今日ではゴミ箱にアイコンとかQRコードをつけておけば、スマホなどで各国語の説明が出るようにはできるはずである。共通の表示方法とか、表示内容を決めていくことである。こういうITを使った社会生活のルール作りとか、ルールを徹底させる方法を整備してく必要があると思うのだが…
結局従来もゴミ収集は自治体ごとの処理能力の差があって、分別やゴミ出しの一律な基準が作り難かった。今はかなり似たものとはなっているが、まだ自治体にまかせっきりのところがある。しかし外国人旅行者にとっては自治体ごとにルールが異なることをいちいち覚えて対処はできないであろう。
だからこの際、今まで国内で不統一であった社会的なルールをどうにか整理してスッキリさせる機会に東京オリンピックはなるはずだと思う。
直接的にはWiFiサービスをどうするかである。巷のWiFiは、コンビニのようにアクセスポイントを増やしているところもあるが、ファーストフードなどはだんだん接続ができなくなっている有料サービスもある。以前は通信業者が勝手にやっていればよかったのかもしれないが、外人に24時間の情報サービスをするとなると、ある程度むらなくWiFiが補償されるための関係者の協議機関というのも必要だろうし、自治体も住民や旅行者サービスの視点で支援することが必要だろう。
街の至る所に監視カメラが設置されているなら、ついでにWiFiのアクセスポイントが作られてもよさそうなものだ。
さて、そういった暮らしやすいITインフラというのは、一体どこがリーダーシップをとるのだろうか?