投稿日: Mar 24, 2010 11:5:17 PM
Blog・SNSに物足りなさを感じる方へ
従来のマスメディアへの期待が減って、代わりにネットの情報サービスが従来のマスメディアよりも大きいグローバルなポータルサイトになっている。そこで行われていることがSNSという超身近なコミュニケーションであったりする。この両者とも人手による「編集」の介在しない世界であるので、急速に伸びたともいえる。では世の中のメディアはみんなこんな風になってしまうのだろうか?
そんなことはないはずである。人にはそれぞれこだわりがあり、追求すべきことがある。それにマスメディアは応えきれなかったわけで、Blog・SNSを編集するような発展系か、雑誌の変身かはわからないが、単なるBlog・SNSでは食い足りない読者の満足感を高めることで何らかビジネスをする機会は出てくるであろう。そのひとつがiPadやスレートPCを契機に出てこようとしている電子雑誌であろうと思っていた。
3月に登場したもので、VIVという女性向け雑誌のiPad版のMovieCoverというものがあった。
http://vimeo.com/10207926 そのメイキングがこちらにある。 http://vimeo.com/10204353
最近はハリウッド映画もCGと実写を組み合わせているが、この雑誌のCMのようなものは、映画の予告のようなサワリを作っているだけなので、既存の写真スタジオやCGソフトでできてしまうように思える。従来なら東京オリンピック誘致ビデオ10分間5億円の世界であるが、Flashが何処でも作られるようになると、その先の刺激としてはひとつの方向 かな。
ここでは別にCGを推薦しているわけではなく、クリエイティブの出番が増えることをいいたい。それはライターでも編集者でも同じで、アメリカは折りしもマスメディアへのナショナル広告が激減したあおりで、既存メディアのプロが雪崩を撃つようにネットメディアに再就職していることの現れでもある。ともかく旧メディアと新メディアのガラガラポンは起こるだろう。