投稿日: Apr 14, 2010 11:19:27 PM
twitterが何の役に立つのかと思っている方に
twitterの登録利用者が1億人を越えたという。今年、YouTubeやtwitterが黒字になったというのも驚いた。とくにtwitterは黒字化が思ったよりも相当早かった。Socialを日本人は軽んじすぎていたかもしれない。しかしアメリカの投資家はsocialに対して尻が軽くなりすぎる傾向も見えてきた。多くのsocialのベンチャーに、億単位の金がつくようになってきた。これはバブルの始まりのように思える。twitterのようなものがいくつも存在するようになるとは思えないからである。各分野2~3のポータルサービスがあれば用が足りるのではないだろうか。
ではバブルがはじけた後に何が残るのだろうか? それはfacebookやtwitterの強みとなっていることろから推測できる。socialのIT化・見える化というのは、自分にとって必要なものを、特に人との関係において上手に管理することだろう。facebookはパソコンの電源を入れたときに最初に見に行くところであるというのも、そこに大事なものが集約されているからだ。twitterにおいてもfollowすべき対象をうまく管理すれば、自分の考え方のナビゲーションにできる。そのためには自分にとって重要な少数の人にfollowを絞り込まないといけないが。
twitterで自分の興味の対象を追いかけるのは面白いとしても、興味とは時々刻々移ろい行くもので、こういう使い方はtwitterとしてはテンポラリーなものかもしれない。こういう「興味」の探索はこれからもいろいろなベンチャーが出てくるであろう。しかしtwitter自身が自分の役割をsocialにあると考えるならば、「興味」よりは「人」をどうつなげるかに開発の焦点を合わせた方がいいと思う。今のfollowは単純すぎるので、前述のようにfollow数が増えると収拾がつかなくなるからだ。
いずれにせよ、今のアメリカのベンチャーは2000年のバブルのように「儲かるビジネスモデル」で投資を集めていたのと違って、如何に人々の生活に密着するかで投資があるように変わってきた。日本ではそのようなことで投資をしてくれるところがどれだけあるのであろうか?