投稿日: Jan 23, 2014 12:48:58 AM
新しければ優れているとは限らない
200近いパワーポイントファイルからそれぞれ1点の画像をサムネイル用に選んで、一定の大きさに縮めてそこにフォントを指定してキャプションをつけるという作業があって、何でやると効率的かと考えた。すべてパワポを開いてざっと見なければならないのだが、選んだ画像をどのように保存して加工するかという課題である。
以前、単純な作業ならphotoshopを使うよりもWindowsのペイントを使った方が工数が少ないことがあった。しかしペイントでの保存はjpg圧縮が「標準」にしかならないので、Web用にはよいが印刷用にはどうかと思った。
今ならphotoshopCSで作業するのが順当で、そこで手順もマクロ化して半自動で作業することになろう。元絵がほぼ一定なら半自動はよいが、絵によって若干なりとも処理が異なると効果が半減することもある。
とりあえず手作業で10ファイルを手元のphotoshopCS5.0でやってみて検討したところ、photoshopの古いバージョンの方がレズポンスもよく、しかもメニューやダイアログのタッチ数も少ないようだった。そこでphotoshop6.0の入ったXPがあることを思い出し、リモートデスクトップ接続でphotoshop6.0を起動してやってみると、若干反応が遅い気がするものの作業に支障があるほどではなく、そこで加工や半自動をすることにした。photoshopの場合はショートカットキーが昔も今も同じなのでこういう時には便利である。
どうしてもパソコンを新しくする際には新しいOSにして、アプリも新しいバージョンを入れるものである。しかしアプリの古いバージョンのネイティブファイルが残っている場合には、別バージョンで仕事をすると狂ってしまうことがある。Wordやパワポなどでも校正を慎重に行わないと文字がグラフィックオブジェクトの影に隠れることもある。
そこで、古いパソコンやアプリをいつまで置いておくのかという問題になるが、リモートデスクトップ接続なら別の部屋に設置してあってもよいし、必要なときだけ電源をオンにすればよいので当面は古いPCはそのまま残すことにした。特にXPは3月でサポート打ち切りだそうだから、外部インターネットにはつながずイントラだけでリモートデスクトップ利用すれば過去の活きたアーカイブ環境のような感じになる。
ところで家で使っているphotoshopCSは5.0はファイルを選んでクリックしてアプリを起動させるには重すぎる。photoshopはプロ用として1日中つけっぱなしでつかうことを前提にしているのだろう。しかし時々画像をいじらなければならない人にとっては面倒である。photoshop6.0ならアプリの起動が速く、画像加工の頻度の少ない場合は重宝している。
同じようなことはいろいろな局面にあり、Word、Excelを使うよりもDOS時代からのテキストエディタやフィルタ言語の方がテキパキ仕事ができることがある。アプリを販売する方からするとオールインワンにして高く売りたいと思うのだろうけれども、料理人にとってみれば適したツールの使い分けこそがノウハウになるのではないかと思った。