投稿日: Apr 30, 2010 10:44:28 PM
iPhone、iPadで体制は決まったと感じる方へ
4月の最後の2日の間に大きな時代の変化を感じさせることが相次いだ。AppleがFlashに絶縁状。HPがWebOSを取得。Windows7がタブレットから撤退。これらを総合すると何が浮かんでくるのだろうか。
Appleの言い分はモバイルにFlashは適さないといいたいらしい。JobsはNewtonを否定したのに、そのアイディア上にあるiPhone、iPadで世の先頭に返り咲いたのは不思議。しかしOSはまだ発展途上である。HPはスレートコンピュータを出すにあたってWindows7を不服としたらしい。しかしAndroidにも足りないものを感じているのだろう。WindowsはCEがあったじゃないかと思うが、これからを考えると今までのOSに手を加えるのは限界があると考えたのだろう。
今までのCPUをつんだ汎用性の高いデバイスは何らかのファームウェアとOSを備え、その上にアプリケーションとしてブラウザやメーラーがあった。Windowsはインターネットの基本的なサポートやXMLをOSのレベルに取り込んだことでうまくビジネスをできたモデルだった。今のコンピュータの使われ方、さらに今後のクラウドの利用拡大を考えると、Web上のアプリケーションを第一義に考えなければならないわけだから、インターネット・クラウドを想定したOSに作り変えるべきと考える時代になった。
その場合に具体的に何をターゲットにするかが見えてきたのが今年であろう。またAppleの姿勢(政治的なものがあるにせよ)が定まってきた。それと競争しなければならない各会社にとっては、本格的な競争はHTML5とともに進むとみただろう。そう考えれば、HPもMicrosoftもまだ手遅れではないので舵取りが行われたのではないだろうか。その方向はそろそろNetOSとかNetBootも射程に入れたHTML5最適化したものとしてOSを用意することでは?