投稿日: Dec 29, 2015 1:52:54 AM
本日あたりは、自宅の大掃除で過去に購入したものの、今では使わなくなってしまったモノたちに遭遇して、いろいろな想いが込みあげている人が多いだろう。特に情報家電の分野は似たようなものを何度も買いなおしている。ビデオカセットから始まって8ミリ、DVなどの映像テープ類も、全部デジタルにキャプチャーして、機器もテープも一掃しようと決意したことが何度あっただろうか。
子供が成人になったのに、まだデジタル化は小学5年生のところまでしか行っておらず、DVが残っている。果たして2016年には終わるのだろうか? こういうDV-AVIのような後ろ向きの仕事というのはなかなかとっつきが難しく、「連休には…」と考えても、すっかり忘れてスルーしてしまうのである。むしろ完全デジタル機器になった後の古い機器はデータの変換が容易なので、きれいさっぱり過去とはおさらばできる。
とはいえ若干残っているのがUWSCSIのHDDで、サーバに書き溜めた原稿がhtmlで入っている。SCSIのHDDの中身を見るにはPCIのSCSIインタフェースカードが必要で、それもどこかにある。ところがパソコンからPCIのスロットがなくなりつつあるし、だいたいWindows10とかなるとSCSIカードのドライバはあるのだろうかと心配である。XPのマシンが残っているうちにhtmlも吸い上げなければならない。
以前はUSBの機器がごろごろあったのが、かなりかたずいてしまった。ハードウェアの命は短いものである。しかしビジネスとしてはハードウェアがないと商売はし難いのだろう。ソフトウェアの標準フォーマットだけを作っても商売にならなかった例はゴマンとある。しかしフォーマットなどの名前は永く残る。
このように考えるとIT開発というのは、標準化というトーナメントの戦いの競技者のように思える。チャンピオンのトロフィーは名前を残すことだけかもしれない。
2016年にはDVとSCSIを追放するぞ、という決意表明をします。
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