投稿日: Nov 25, 2015 1:11:42 AM
パソコンをつけると「Windows10にしろ」というポップアップがウザい。ブラウザのポップアップでなくて、WindowsUpdateで仕組まれたている点がズルい。Windows10は次にノート兼タブレットを買う時まではお預けにしている。それまではWindows7でがまんだ。デスクトップではずっとWindows7で行くだろう。アップデートすると動かなくなるシェアウェアなどが結構いっぱいあるからだ。パソコンビジネスが退潮になると同時にフリーウェアやシェアウェアの開発も下火になるように思えて残念であるし、だから古いシェアウェアを使い続けるしかない。
Windows10の開発は今までのWindowsの歴史の成功も失敗も全部含めての集大成のようであるし、モバイルからデスクトップまで共通した環境が出来上がることは素晴らしい。ひょっとするとWindowsPhoneにもチャンスは巡ってくるかもしれない。またクラウドベースのOSに近づくという意味もあるだろう。Windowsの開発環境もクラウド化して、再びプログラム開発が活性化するとよい。まあAndroidの後追いかもしれないが、実社会に対する貢献は大きいだろう。
もし開発環境がクラウド化して、誰がどんなコードを書いているのかが一元的に管理できるようになると、そこではウイルスとかマルウェアを書くことはなくなるだろう。それでまた別の方法で悪いことを企む人が出てくるかもしれないが、少なくとも従来の不正アクセス問題はプログラム開発元から監視することは可能になる。
そのほかもクラウド化によって従来は個々の利用者がセキュリティ対策とか使用上の注意をしていたことが、ネット上のサービスになっていくことは考えられ、過去はパーソナルコンピュータが無政府主義の上に成り立ていたのが、無政府主義部分が狭まっていくだろう。
今後はWindowsが独善的にビジネスをして人々から嫌われる方向には行かないかもしれない。ビルゲイツは引退はしているが、この間の慈善事業の経験を経たことがM社内のマインドコントロールにつながっていくと思うし、ビルゲイツの指向も今のところ悪い感じはしない。それは最初から固定観念で慈善事業をしているのではなく、自分で見聞したことから路線を修正するという柔軟性をまだもっているからだ。クラウドのサービスに必要な社会性が、マイクロソフトの場合はビルゲイツの監視によって得られると考えられる。
逆に考えるとクラウドにシステムを移行させたりクラウドのサービスを提供するところの責任は、今までのダウンロード型よりも重くなり、それを担えるような事業者は非常に狭まってしまうのではないかと思う。企業のM&Aが頻繁であったり、サラリーマン社長がコロコロ変わるような環境では利用者の信頼が得られないからだ。
Top → Articles デジタルメディアビジネスの記事 過去記事→Archive