投稿日: Mar 09, 2010 7:49:26 AM
電子書籍と紙媒体のどちらが儲かるかを気にしている方へ
CDと音楽ダウンロードの比較の際もそうだが、書籍と電子書籍においても、異なるメディアの特質の話よりも先に、コスト比較をしようとする場合がある。
そんなことを言い出したら、単一のメディアの中でもコスト比較を優先して考えなければならないはずだ。本なら図書館、古本と新刊というのも、利用者側からするとコストには大きな差がでるが、それを問題にしだすと、そのメディアは末期的な状態な気がする。
ちなみに、以前結婚することが決まったときに、書架が10個あったのが、新居には3本しか持ち込んではいけないということになって、7本分を処分することになった。そこで過去に買った本を整理してみると、4分の3は古本であった。統計入門みたいなものは、古本屋の前に出ているワゴンで100円とかで買ったものだった。今ならBookOffなのかな。
結婚を機会に大整理をしたわけだが、本は天下の廻りモノ的な面があることを感じた。つまりいつまでも統計の入門書を出していて良い暮らしをする出版業というのは存在するのだろうか? それは「廻りモノ」の補充程度でしかないかもしれない。出版者はもっと先を行くべきだろう。