電子出版再構築研究会
- 出版ビジネスをサービス指向で再構築する -
Ebook2.0 Forum(http://www.ebook2forum.com/) および Mediverse(http://www.mediverse.jp/)は、コミュニケーション技術の革新によって新たな局面を迎えているコンテンツ・メディアのビジネスの動向について、それぞれの立場で調査研究をしてまいりました。近年のコンピュータやネットワークのオープン化を追うような形で、長い間浮上できなかったeBookが普及期にを迎え、かつては電子書籍で先行していた日本の出版界においてもビジネスの組み直しに迫られています。
そこでEbook2.0 ForumとMediverseがジョイントして、過去の活動を総合的に整理しつつ、今後1年間をかけてオープン化するIT化の中で出版はコンテンツをベースにどんなビジネスになっていくのかを、事業会社の方々と共に模索する電子出版再構築研究会を開始します。
紙の本を電子化するだけならアジアでも個人でも十二分に行える時代ですので、それを超えて今後拡大するサービスとは何であるのか、それをビジネスとして成り立たせる要件は何か、そして今浮上しつつあるビジネスモデルはどのようなものか、などをディスカッションし、レポートにまとめてまいります。各社のコミュニケーション戦略・出版戦略・プロジェクトの適切な運用にお役立ていただける内容を目指したものですので、経営層・経営企画の方々はぜひご参加ください。
オープン・パブリッシング・フォーラム 概要
Scope ビジネスモデル
・戦略つくり (IT化とともに欧米で実際に起こっていることを知る)
・プロジェクト設計 (日本の環境での課題と対応を考える)
・PDCA管理 (新しいステークホルダとの関係つくり)
Focus (形態/有料/無料/課金/販売/流通などを前提としない)
・コミュニケーションの変容
・サービス価値・サービス化
Process
・1期を3ヶ月とし、その間に3回のミーティングと中間レポート
・各ミーティングは、テーマに基づいたプレゼン/ヒヤリングとディスカッション
・1年間(4期)でビジネスモデルが描けるように進める
Output
・ドキュメント
1期 市場:商品特性/サービス、価格/流通
2期 コンテンツ/アーキテクチャ/制作プロセス
3期 出版の社会的機能/権利問題
4期 ビジネスモデル/サービスサイエンス/エコシステム
・アライアンス
費用
・1期あたり3回ミーティングとレポート 計1万円
・通年で申し込まれる場合は12回ミーティングとレポート 計3万円
・各ミーティング単独参加5000円
開始時期
7月から第1期第1回ミーティングを開始 期間1年
・6月20日(水) オリエンテーション サービス指向 『出版ビジネスをサービス指向で…「こえほん」』 報告記事
・7月6日(金) グローバリゼーション 『フランクフルト・ブックフェアのボース総裁を迎えて』 報告記事
・7月25日(水) マーケティング 『出版マーケティングをみなおす(1) 復刊ドットコム』
開催要領:
【共催】Ebook2.0 Forum、Mediverse
【日時】2012年7月25日(水) 15:00-17:00(120分)
【会場】ポーラ・メソッド 東京都渋谷区桜丘町31-14 岡三桜丘ビル8階(渋谷駅徒歩8分)
【対象】メディア・出版関連の企画・開発・マーケティング担当者
【定員】20人(先着順)
【参加費】5,000円(税込)
【講演予定項目】
(1)復刊ドットコム 代表取締役 左田野 渉氏
日本のトップダウンの書籍流通とは逆に、読者ニーズから本を蘇らせる復刊ドットコムがどのような仕組みで成り立っているのかをお聞きします。
(2)ディスカッション
読者ドリブンな出版はどこまで拡大できる?
佐田野渉氏 + E-Book2.0 Forum主宰 鎌田博樹 + 小笠原治
今後の予定(都合により変更する場合があります)
8月下旬 マーケティング 『出版マーケティングをみなおす(2) データインフラ』
出版の基礎データと活用 リアルタイム化する世界と日本
9月下旬 商品特性 『知の循環というバリューチェーン ジャーナル(学術誌)』
紙媒体の崖っぷちとして、またeBook化での大変貌へ
2期
10月 アーキテクチャ 『ユーザインタフェースを含む本の設計』
画面にリキッドに流れるコンテンツと、ソリッドな紙のページをめくることの対照
11月 コンテンツ 『本におけるUGC』
12月 コンテンツ 『まんが』