投稿日: Apr 29, 2013 1:21:52 AM
街の活性化を考える方へ
日本をもっと開かれた国にすれば、もっといろんな可能性が広がるし楽しい。アジアの国々の整備にも役立つことは多くあるだろう。東京は随分国際化されてきた。インド人が多く集まるところ、ミャンマー人が多く集まるところ、などなどまだ知らないところがいっぱいある。光が丘ではモンゴルフェスティバルが行われていた。子供の小学校でもクラスに必ずハーフの子供が居た。運動会になるとインド人、フィリピン人などの保護者さんが群れている姿があった。もはや中国人、韓国人、ブラジル人は外国人のうちには入らないほど日本人と一緒に行動している。
高田馬場はミャンマー人の拠点でミャンマー人のキリスト教会もある。川口にはガーナ人が多く集まっていて、ガーナ人教会もあった。その人たちと交流したことがあったのだが、聖歌隊がまるでアフリカ式で、賛美集会というのはみんなが大きな輪になってボンゴのようなものを敲き、また踊りながら行うものだった。踊りといっても簡単なフリなので、日本人も教えてもらえればすぐに真似できた。また日本のランチとガーナ式ランチの交流をしたわけだが、こういったイベントはお金を払う商業イベント以上にエンタテイメント性も参画意識もあって、その日は充実したアフリカンな体験ができた。
つまり娯楽は必ずしも商業主義のお世話にならなくてもいくらでもあるものだし、生活者が集まって発案し、協力しながら実行し、小さなコミュニティ同士が交流して、相互理解を深めるということが、東京および近郊では可能なのである。そういったイベントは広告をとるとか補助金をもらうなどしなくても成り立つものがあるし、そういった企画から準備や案内もネットで無料で行えるようになっている。だから、以前なら金がかかったり案内方法がわからなくてできなかったようなイベントがいろいろ誕生するようになるのかもしれない。
しかしこういった国際化に対する反発も強まる傾向があるのだが、それは各個人の価値感は自由なのだから、やりたい人だけができるようにすればいいわけだし、料理の好みと一緒で、他人がどこの文化や国を好きになろうとも、とやかく言うことはできない。実は私はキムチとか唐辛子およびニンニクの効いた韓国料理は大嫌いだったのが、ソウルに行って地元で食べてたら好きになってしまって、要は本物と偽物の差があることがわかった。日本でキムチの作り方を知らない人が唐辛子を効かせたキムチ味の何かを作っても、本来のウマ味が抜けていたということで、本物との交流が大事だと感じた。
東京なのか他の都市かわわからないが、外国人に開かれているという点でニューヨークやロンドンと並ぶ国際色のある都市が日本にもそろそろ出現してもいいように思う。