投稿日: Mar 20, 2010 1:3:30 PM
グローバル企業は関係ないと思う方へ
cookpad.comはがんばっていて、昨年に比べて倍増している。食品メーカーにとっても無視できないほどになっている。投稿によるCGMサイトを作っただけではなく、ちゃんと信頼される内容にしたことは偉いし、今日に至るまでに10年以上の努力があった。成功の鉄則としてキチンとすることはネットのビジネスであっても当然だといえるだろう。
アメリカのITベンチャーも当然ながら努力を積み重ねてよい評価を得たところが生き残ったわけで、それが今は誰でも知っていて名を轟かせていて、アメリカの株価も左右するようになった比較的新しい企業群である。しかしその前段階のベンチャーもたくさんある。どんどん増えてきているようにみえる。SiliconAlleyInsiderには、World's Most Valuable Internet Startups という新興ベンチャーのプロフィールが載っているが、会社の金額評価でトップはFacebookで、創業6年で利用者が世界に3億人獲得し、まだ伸びている。
日本との違いは、アメリカのベンチャーは世界的な覇者になろう(もっともニュースサイトのようにアメリカ中心のものもあるが)とするところが次々出て来ることであり、Googleのように最初からスケールメリットを考慮に入れている。twitterでもビジネスモデルをどうするかよりも信頼できるシステム作りを優先にしていた。こういったことも伝統であって、Internet Startups で成功した人はまだ若いので、その会社をどこかに売却して、また新たなStartupをはじめる例が多い。
AmazonやGoogleもヨーロッパに出ると習慣の違いから裁判も多く、スムースにアメリカのビジネスは広がらないかとも思われたが、どうもアメリカのInternet Startups達は世界展開のコツが身についてきたのではないかと思える。この先クラウドのサービスもアメリカ中心になってしまうのだろうか? 今までのような島国的な満足感に安住することはできなくなるのではないかとも思う。日本でStartupsするにしても、世界に波及するようなことも合わせて考えるべきではないか。日本の強みの生かせることも多いと思うのだが。かなりヤバいぞ日本。