赤石館 (あかいしだて)
最寄地 青森県三戸郡南部町赤石待場10-3 2014.8.13 2017.4.24
赤石館 (あかいしだて)
最寄地 青森県三戸郡南部町赤石待場10-3 2014.8.13 2017.4.24
登城ルート
十二神社にある説明板
入口(100m手前)
虎口
主郭
主郭・土塁
堀切
竪堀
赤石館跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 T字路から時計回りに歩いてゆくと左に馬淵川が見え、その先に関係者以外立ち入り禁止の看板があった(個人所有か)。
主郭は柵が設けられているが放置され茨や草が茫々であった。空堀(竪堀)が残っている。
【案内】 県道134号線に面した表記番地東の十二神社に、説明板が建てられている。
館跡へは、県道134号線より町道を南西に400m程行った地点から斜めに登る農道がある[マップコード209 846 662*72]。
すれ違えない坂道の町道を東に行ったT字路に駐車できる[マップコード209 846 582*86](地図)。400m程なので町道から徒歩のほうがよいかもしれない。
そこより北に約100m下って行き、少し登ると虎口があり、館跡がある。南東に土塁があり堀切・竪堀が残っている。馬淵川の右岸の丘陵にあり、転落防止の柵が設けられていた。
県道134号線を西に650mほど行った三叉路に南部藩営牧場「住谷野牧赤石木戸口跡」の碑(地図)が建てられている。
【歴史】 天正年間(1573~92年)頃に、桜庭安房の居館であった。
桜庭(さくらば)安房は戦国時代より南部氏の重臣として活躍し、子孫は盛岡藩高知の家柄として藩政を担った。
天正二十年(1592年)「諸城破却書上」には見えないので、この頃すでに廃館となっていたと考えられる。
同氏は元和六年(1620年)に没し、三光寺に墓所がある。