膳城 (ぜんじょう) (県の史跡)
最寄地 群馬県前橋市粕川町膳190 2013.11.20 2021.8.12
膳城 (ぜんじょう) (県の史跡)
最寄地 群馬県前橋市粕川町膳190 2013.11.20 2021.8.12
東側市道横の本丸入口・城跡標柱
本丸
本丸・城址碑・説明板
本丸二の丸間の空堀
二の丸跡
二の丸北の空堀
北の郭本丸間の空堀
膳城 本丸跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【案内・感想】 県道3号線より北に約300m行った表記番地先の市道西に城跡の入口がある[マップコード261 012 156*24]。
本丸は45m四方ほどで、城趾碑、説明板が建てられ、周囲に空堀が巡り草など刈られ良く保存されている。
本丸の北に北曲輪があり、「粕川歴史民俗資料館」や「前橋市粕川出土文化財管理センター」敷地となっている。
本丸より西に空堀で隔てて二の丸がある。その西に西虎口があり、途中より北に行くと、北曲輪との間に袋曲輪がある。
昭和二十四年(1949年)3月11日、群馬県の史跡に指定された。
【歴史】 築城年代ははっきりしないが、鎌倉時代と伝えられ、三善康信の子孫の膳氏の居城であった。
天正二年(1574年)膳氏の没落に伴い、上杉氏に占拠され木戸忠朝が入った。天正六年(1578年)には謙信の死去により、後北条氏の河田備前守が入った。
天正八年(1580年)、武田勝頼による東上州攻めの折に、「膳城素肌攻め」が行われて敗れ、廃城となった。