岩井堂砦 (いわいどうとりで)
最寄地 群馬県渋川市村上9 2019.1.23
岩井堂砦 (いわいどうとりで)
最寄地 群馬県渋川市村上9 2019.1.23
登城ルート
登り口・案内板
岩場の登り
堀切
砦・堂
振り返った堀切と砦跡
尾根の橋状の岩
岩井堂砦跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高50m】
【感想】 渋川市と中条町の境の標高458.9mの山頂より南に伸びた、吾妻川左岸の岩山にある。ごつごつした溶岩の岩山に物見、烽火台と思える平坦地があり、その背後に堀切が見られる。前方の尾根にも小さな堀切が残っている。
チェーンがあるものの急な岩場で、踏み外さないよう恐る恐る登ってみた。背後は物凄く、50mほど行ってみたが、その先は橋状の岩がありチェーンも無く行けなかった。
【案内】 国道353号線に面した表記番地先、岩井堂観音の国道向いに駐車できる[マップコード183 183 693*41]。南側の川に沿った道路を少し入ると、コンクリートの橋があり、案内板、標識が建てられている(地図)。
谷筋の階段を登り、右の岩場の尾根筋を登る。チェーンが砦跡まで設けられ、頂上の岩場にお堂が祀られている。
【歴史】 白井城の関門として置かれた城で、延久年間(1069~74年)山田太郎為村が築き、数代にわたり村上氏が城主であった。その後、下川辺朝村氏、藤原氏の居城となった。
戦国時代、上杉氏と武田氏の抗争時には、互いの動向を見定める絶好の場所として、争奪戦が繰り広げられた。
天正七年(1579年)真田昌幸の臣・海野長門守が城主となり、白井や遠く前橋まで睨みを利かせる要衝であったという。