馬牛館 (ばぎゅうだて) (萬行楯城)
最寄地 宮城県白石市斎川伊具田19 2017.4.22
馬牛館 (ばぎゅうだて) (萬行楯城)
最寄地 宮城県白石市斎川伊具田19 2017.4.22
登城ルート
孫太郎茶屋・看板
館跡標柱
空堀
東郭
坂虎口
本郭・土塁
二の郭
二の郭北の帯郭
三の郭・土塁
馬牛館跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高70m】
【感想】 国道から看板が目立ち、登り口もすぐにわかる。東西400m南北約500mの規模を有している。放置された杉林となり、倒木や小枝が散乱し足を取られやすい。
2郭は鬱蒼としていて踏み込めない状況である。大手は北東の国道横の山裾にある。
【案内】 国見峠より国道4号線を白石方面に約5.5km行った「孫太郎茶屋」横に竪看板、説明板が建てられ登り口がある[マップコード76 718 736*10](地図)。国道西側に駐車できる。南に馬牛沼がある。
茶屋の右より登ってゆくと、東出郭、空堀があり、「馬牛館」の碑が建てられている。
広くやや傾斜した東郭を西に登ると、標高192.3m比高約70mの頂上に本郭がある。西側に土壇とも思える土塁があり、三峯神社が祀られている。
坂虎口の北に広い2郭、その北に帯状の段郭、下がって西側に土塁を備えた3郭がある。
【歴史】 室町時代の初め、刈田郡の領有をめぐって、伊達宗遠と亘理行胤は斎川周辺で激戦を展開したといわれ、馬牛館はこのころ伊達氏によって築かれたとされる。
これ以降伊達領北端の境目の館として機能した。天文年間(1532~55年)斎川郷は伊達氏の一族桑折氏の所領であり、馬牛館は桑折氏の居城であったとの伝えもある。