浄法寺館 (じょうぼうじやかた)
所在地 群馬県藤岡市浄法寺1094 2017.11.18
浄法寺館 (じょうぼうじやかた)
所在地 群馬県藤岡市浄法寺1094 2017.11.18
浄法寺山門
浄法寺本堂
伝教大師護摩修行の石壇
裏庭
浄法寺館跡(地図)
【遺構★☆☆☆☆】
【感想】 神流川左岸に位置する浄法寺参道右側に堀跡のような低地があり、西側に土塁、堀を期待して回り込んだところ、道路があり住宅地の高台へなだらかに通じており、堀跡の面影はない。
伝教大師が立ち寄ったという古刹である。
【案内】 国道462号線「浄法寺」交差点より県道13号線を北に約500m行くと左手に古刹浄法寺がある。
裏手に伝教大師護摩修行の石壇があり、西側は高くなっている。
【歴史】 斉藤実盛の後裔が武蔵国長井庄に住し、長井氏を称した。近くに三ツ山城があり、その居館と云われる。
戦国時代、長井氏は山内上杉氏の家臣となっていたが、永禄四年(1561年)武田信玄の上州侵攻の後、長井政実は小幡氏らと共に武田氏に従った。
その子・信実は天正十年(1582年)武田氏滅亡後、西上州が北条氏の勢力下に入ると、上杉氏の家臣・藤田信吉を頼って越後へ逃れたという。