小国城 (おぐにじょう) (国の史跡)
最寄地 山形県鶴岡市小国乙43 2015.6.13
小国城 (おぐにじょう) (国の史跡)
最寄地 山形県鶴岡市小国乙43 2015.6.13
登城ルート
登り口
駒立場
三の丸虎口
三の丸
二の丸
本丸・土塁
西大屋敷
西大屋敷西の堀切
小国城 本丸跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高230m】
【案内・感想】 日本海東北自動車道(無料区間)「あつみ温泉IC」より県道348号線を東に6㎞行き、右折し小国街道を200m行った「西田川小国簡易郵便局」(表記番地)の南斜め向かいに消防建物があり、その横を西に行くと駐車場があり、登り口に説明板が建てられている[マップコード449 556 083*41](地図)。
登り口には、[本丸まで1045m・駒立場まで645m]の標識が立っている。また400mほど登った地点に[本丸まで600m]の標識がある。
駒立場にはコの字形の土塁が残っている。300mほど尾根を西に行くと、竪堀、三の丸がある。三の丸の西に二の丸の切岸があり、説明板が建てられている。
上段に東西32m南北20mの二の丸があり、説明板が建てられている。
南の連絡路を行くと、西大屋敷に行く途中を右に登ると、本丸虎口となり、門跡の土塁が残り、840㎡の広い曲輪の周囲に1~2mの土塁が残っている。標高349m比高約230mの楯山山頂である。
西に帯状の2000㎡程の西大屋敷があり、西端に堀切が残っている。
平成十四年(2002年)12月19日、国の史跡に指定された。
【歴史】 庄内大宝寺城主大宝寺氏(武藤氏)の南端の重要な支城であった。
庄内と越後を結ぶ小国街道が東麓の谷筋を通り、江戸時代には庄内藩の関所、制札場が置かれた。現在も屋号を表札とした家々が建ち並んで、往時を偲ばせる。城の鎮守として熊野神社がある。