菅原城 (すがはらじょう)
所在地 群馬県富岡市妙義町菅原 2020.8.27
菅原城 (すがはらじょう)
所在地 群馬県富岡市妙義町菅原 2020.8.27
登城ルート(緑線は車道)
2重堀切が見える所
2重堀切(東側)
西側下段の郭・西郭切岸
西郭東の堀切
中間の郭東の堀切
東の主郭・土塁
北の堀切
菅原城 主郭跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高120m】
【感想】 富岡市妙義町菅原の標高452mの山頂と西側山頂の二つを中心に郭が配置されている。
東側の山頂に主郭があり、南、東、北に付属郭があり特に北尾根には2条の堀切が良く残っている。
一方西郭の南西に腰郭や下段の郭があり西尾根を2重堀切で遮断している。また、主郭、西郭を結ぶ尾根には2条の堀切を施し、鞍部に郭を設けている。
放置されているが、堀切など見どころも多い。
【案内】 南東から直登することもできるが、北麓から登るルートを探してみた。
県道51号線より西に行き2棟の作業小屋の横に駐車できる[マップコード247 663 661*64](地図)。そこから南へ草が生えて荒れているが一応舗装道である道を南へ行くと、居館跡のような4段の平坦地が左に見える(地図)。
2段目と3段目の間に幅1mのコンクリート道があり、最上段に登り、やや右からジグザグの道が南東へ伸びている。やがて右の尾根に2重堀切が見えてくる(地図)。
比高20m程の急斜面を登って2重堀切に着き、東(左手)に登ると下段、腰郭を経て西郭に着く。
西郭から堀切、中間の郭、堀切を経て東の最高所に主郭がある。主郭は狭いが片土塁があり、東下段に祠が祀られている。
主郭の北尾根に降ると、2条の堀切が見られる。
【歴史】 山内上杉氏に仕えた、この地の土豪高田氏により築かれたという。