白浜城 (しらはまじょう) (市の史跡)
所在地 千葉県南房総市白浜町白浜 2015.4.4
白浜城 (しらはまじょう) (市の史跡)
所在地 千葉県南房総市白浜町白浜 2015.4.4
登城ルート(緑色は富士見平・水色は東遺構)
展望台登り口・説明板
切通し
富士見平・展望台
城山(西遺構主郭)の展望台
冨士講の高台
冨士講の祠
白浜城跡 展望台(地図)
【遺構★★☆☆☆ 比高110m】
【案内・感想】 国道410号線の「NOJIMAZAKIPARK」モニュメントのある交差点より北に約900行った山麓に「じょう山展望台入口」の看板と「白浜城跡」の説明板が建てられている[マップコード 756 256 865*4 ](地図)。
切通しを通って200m行き、右に登り300mほど登ると、小さな曲輪(富士見平)の上段に展望台があり、真南に野島崎灯台が望める。
その東約300mの山頂に城山の展望台がある(西遺構主郭)り、(西遺構)。更に約200m行くと「富士こうかな?」の手作り標識のある高台があり、祠が祀られている。南東に下って行くと「観音堂/杖珠院方面」の標識のある分れ道に至る。土塁や空堀は見られない。
「東遺構」は、北東の山頂と思われる(地図)。
平成十七年(2005年)4月1日、白浜市の史跡に指定された。
【歴史】 上州里見城主・里見氏十代家基が嘉吉元年(1441年)結城合戦で戦死し、その子義実が安房へ逃れ、この白浜の地に上陸した。その後、白浜城に拠って安房一国を平定し、戦国大名房総里見氏の祖となった。
東西約1㎞南北約400m、東遺構・西遺構(じょう山)・城山北遺構と3区分される広大な城域を持ち、房総の中世城郭跡において最大級の規模を誇る。
初期里見氏の本城として歴史的に重要な遺構であると同時に、堀や土塁の無い構造的に古い形態の城として、重要な遺構である。『南房総市教育委員会説明板』より。