石鳥谷館 (いしどりやだて)
最寄地 秋田県鹿角市八幡平石鳥谷63 2015.7.4 2017.4.25
石鳥谷館 (いしどりやだて)
最寄地 秋田県鹿角市八幡平石鳥谷63 2015.7.4 2017.4.25
登城ルート(緑線は車道)
門・主屋資料館
主屋・蔵・説明板
裏側空堀
主郭下段手前の堀切
主郭下段・上段切岸
主郭上段
石鳥谷館 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 2回目の訪問で偶々住宅の御主人がおられ、主郭の場所を教えてもらった。2郭にある住宅の真裏の、そそり立った山が主郭だそうだ。その北にも台地が2つあるが、それは関係ないとの事であった。
また南側の県道付近の現在は住宅が建っている一帯が3の郭と教えられた。
余談だが、冬は軒下まで雪で埋まり休館となるそうだ。
【案内】 2の郭跡に渡部家住宅(表記番地)が建てられ、資料館として無料開放されている[マップコード297 228 595*35](地図)。但し冬場は雪が軒下まであり、閉鎖されている。
資料館見学は電話予約(0186‐32‐2133)して10時~15時まで入館できる。
平成十八年(2006年)3月27日、主屋(明治25年造)、土蔵(明治35年造)、藥医門(江戸末期造)が国の有形文化財(建造物)に登録されている。
渡部家住宅の東の道を反時計回りに200mほど行き、民家左から登って平坦地を西に行くと、急崖の二段になった主郭がある。主郭と2郭の渡部家住宅の間に空堀があり、住宅の一段下がった平坦地の西側を南北に空堀が伸びている。
【歴史】 築城時期は不明であるが、鎌倉時代中期、武蔵七党丹党安保氏の庶流石鳥谷が鹿角に入部し築いたとされている。
その後、戦国時代中期(1550年頃)三戸南部氏の一門南部正友が石鳥谷館に入封した。
永禄九年(1566年)檜山城主安東愛季(ちかすえ)の鹿角侵攻で、安東勢に攻略され陥落し、正友は長生館へ逃れた。