ニランケウシチャシ (1号・2号・3号) (面崖式) (根室半島チャシ跡群.国の史跡)(日本100名城1)
所在地 北海道根室市穂香7‐1 2014.8.9 2017.7.13
ニランケウシチャシ (1号・2号・3号) (面崖式) (根室半島チャシ跡群.国の史跡)(日本100名城1)
所在地 北海道根室市穂香7‐1 2014.8.9 2017.7.13
登城ルート(赤は1号/緑は2号/青は3号)
ホテルルピナス
1・2号チャシ標柱
1号チャシ
2号チャシ
3号チャシ標柱
3号チャシ東側平坦部・壕・土塁
3号チャシ中央の土塁
3号チャシ西側平坦部・壕
ニランケウシ1号チャシ跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 根室市穂香(ほにおい)の根室湾を臨む海岸にあるチャシで、根室半島チャシ跡群の一つとなっている。16~18世紀ごろ造られたアイヌの砦である。
ホテルなどの建物西に1,2,3号とあるが、1、2号とも壕があった場所が僅かに落ち込んでいる程度で、良く分からない。
3号チャシは、ヨの字形の壕と、中央に土塁が残り、遺構がよくわかる。
【案内】 国道44号線に面したレストランホテルルピナス(表記番地)[マップコード423 515 295*63] の裏に1・2号チャシ標柱が建てられており、根室湾の海岸断崖に馬蹄形堀の先端部がわずかに残る1号チャシがある(地図)。
同じくレストランホテルルピナスの裏に2号チャシ先端部が僅かに残る(地図)。
3号チャシ跡は、その150m南西に40m×20mのヨの字形の壕と、中央に土塁が残る(地図) 。
「チャシ」とはアイヌ語で「柵囲い」を意味し砦、祭祀の場、見張り場など多目的用途に使用されたとされる。
北海道では500カ所ほどのチャシ跡が確認され、根室市内には32ヶ所が残り、内24ヶ所が「根室半島チャシ跡群」として、昭和五十八年(1983年)4月26日、国の史跡に指定され、昭和五十九年(1984年)7月25日追加指定されている。
平成十八年(2006年)4月6日、日本100名城(1番)に選定された。