安戸城 (やすどじょう) (村の史跡)
最寄地 埼玉県秩父郡東秩父村御堂16-1 2018.1.19
安戸城 (やすどじょう) (村の史跡)
最寄地 埼玉県秩父郡東秩父村御堂16-1 2018.1.19
登城ルート(緑線は車道)
登り口(左に城山保育園ゲート)
南側帯郭
城跡標柱・主郭
主郭・説明板
説明板
主郭2郭間西側の堀切・竪堀
安戸城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高80m】
【感想】 槻川(つきかわ)左岸の標高239mの山頂に築かれ、腰越城の西北西約1.7kmに位置している。
主郭は東西約40m南北約15mと細長く、案外広い。北に狭い2郭、南東に腰郭のような平坦地がある。防御施設は少なく、浅い堀切とそれに続く竪堀がわずかに残っている程度であった。
【案内】 県道11号線より[マップコード91 760 539*84]、 村立城山保育園(表記番地)東側の坂道を登って突き当りに登り口がある(地図)。ゲート前が広く駐車できるが、園児の送迎時間は込み合うので避け、徒歩が良い。
登り口より巾1mほどの道が頂上まで続き、上り詰めると主郭南西側の帯郭に着く。主郭南側に帯郭があり、主郭北側に2郭がある。主郭と2郭間の西側斜面に竪堀が残っている。
主郭には「安戸城跡」の標柱と、説明板が建てられている。
昭和五十六年(1981年)12月20日、東秩父村の史跡に指定された。
【歴史】 松山城主上田氏の家臣で、永禄五年(1562年)に荒川沿いの赤浜の合戦で討死した山田伊賀守直定は安戸を本拠とし、腰越城を居城としたと伝えられている。
永禄六年(1563年)松山城争奪戦の折り、松山城主上田朝直の退路の途中にあり利用されたといわれる。
大河原にある浄蓮寺は上田氏の菩提寺である。