七日市陣屋 (なのかいちじんや) (七日市藩邸)
所在地 群馬県富岡市七日市1425-1 2020.8.22
七日市陣屋 (なのかいちじんや) (七日市藩邸)
所在地 群馬県富岡市七日市1425-1 2020.8.22
土塁(国道側)
藩邸跡・富岡高等学校
庭園・御殿
土塁
黒門
移築大手門
七日市陣屋跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 富岡高等学校敷地の東側に御殿があり、玄関が国の登録有形文化財になっている。
御殿の北側に庭園があり、大名の庭園の雰囲気が漂う。その北に土塁が残っており、東側に黒門が現存している。
【案内】 国道254号線に面した富岡高等学校(表記番地)敷地となり、正門から入ったところに駐車場が用意されている[マップコード94 000 429*07]。
また、道の駅「しもにた」より国道254号線を約900m南下した左手の民家(下仁田町大字馬山3999)に大手門が移築されている(地図)。
【歴史】 加賀藩前田利家の五男前田利孝は、大坂の陣では徳川秀忠に属し、参戦し武功を挙げ、元和二年(1616年)七日市に1万石を与えられた。
小藩であったため、天保の大飢饉などの天災が続いた際は、宗家である加賀藩の財政的な援助を受けられざるを得ないような有様であった。
前田氏は12代利昭の代に明治維新を迎え、戊辰戦争には新政府軍として戦った。
天保の大火で焼失したが、御殿正面玄関と黒門が現存し、北東側の櫓台は御殿山と呼ばれる大規模な土塁がある。