コタンケシチャシ (1号・2号) (丘先式・丘頂式)(根室半島チャシ跡群)(国の史跡)(日本100名城1)
最寄地 北海道根室市牧の内98 2017.7.13
コタンケシチャシ (1号・2号) (丘先式・丘頂式)(根室半島チャシ跡群)(国の史跡)(日本100名城1)
最寄地 北海道根室市牧の内98 2017.7.13
登城ルート
駐車スペースと入口
沼沢と1号チャシ 標柱
沼沢と1号チャシ標柱 (左へ迂回)
1号チャシ堀跡と標柱
2号チャシ標柱・北側壕
頂上平坦部
中央の壕・左半月状
南側の壕
コタンケシ2号チャシ跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 コタンケシ川の東側丘陵にあり、沼沢の葦原を横断するのに、長靴は必携品だ。葦は場所により胸の高さまであり、足元はじくじくしており、一番の難所だ。
1号は見所は無いが、2号は標高約23mの丘頂式のチャシで100m×150mの広い平坦部の中に壕がよく残っている。
【案内】 道道35号線の表記番地より北東にコタンケシ川の「コタンケシ橋」を渡った左側に駐車スペースがある[マップコード423 705 252*82](地図)。
長靴を着用し、道路向かいより登って下ると、1号チャシの標柱が見える。沼沢に下り、水のない所を選んで葦原を時計廻りに標柱を目印に向かう。
歩行距離約300mでチャシ下に着き、直登すると標高約11mの1号チャシ(地図)である。
1号チャシはハの字形の壕があるが、隈笹に隠れ、はっきりしない。未完成のチャシともいわれる。
南側に土塁線があり、越えると2号チャシの標柱が丘の上に見える。
標柱を目印にして隈笹の斜面を約100m登ると2号チャシがある(地図)。100m×100mのヨの字型の壕と東に接して半円形の平坦部と壕がある。
北海道では500カ所ほどのチャシ跡が確認され、根室市内には32ヶ所が残り、内24ヶ所が「根室半島チャシ跡群」として、昭和五十八年(1983年)4月26日、国の史跡に指定された。
平成十八年(2006年)4月6日、「根室半島チャシ跡群」として日本100名城(1番)に選定された。