前沢城 (まえさわじょう)
最寄地 岩手県奥州市前沢区陣場179−11 2017.10.25 2018.4.20
前沢城 (まえさわじょう)
最寄地 岩手県奥州市前沢区陣場179−11 2017.10.25 2018.4.20
お物見公園入口
前沢中学校跡の碑
芝生広場
前澤城址碑
前沢小学校跡地
三沢氏居館表門
前沢城跡(地図)
【遺構★☆☆☆☆ 比高40m】
【感想】 比高約40mの舌状台地の先端にあり、入口が空堀状になり城跡の雰囲気は感じられるが、遺構は見当たらなかった。
お物見公園の南東側に「前澤城址」の石碑が建てられているのが唯一の救いだ。
【案内】 県道243号線より西に登って行った「お物見公園」の駐車場が用意されている [マップコード142 464 650*24](地図)
城跡は前沢中学校敷地となり、その後「お物見公園」となっている。
また南麓の前沢小学校跡地に三沢氏の居館表門が保存されている。三沢氏の居館があった所である。
【歴史】 柏山(かしやま)氏の重臣三田氏の居城であった。天正十六年(1588年)三田義弘が大崎氏に内通し、柏山氏に謀反を企んでいるとの讒言により柏山氏に攻撃され落城し、義弘は自害した。
天正十八年(1590年)奥州仕置により伊達領となり小浜城主大内貞綱が入り、麓に前沢藩の居館が築かれた。大内氏の後、伊達氏の被官・成田氏、飯坂氏と続いた。
次の領主として、三沢宗直が入り、8代邦為の時、明治維新を迎えた。三沢氏の知行高は3千石で伊達藩家臣団最上席一門の地位にあった