小島城 (おじまじょう)
最寄地 福島県伊達郡川俣町小島舘4 2018.11.2
小島城 (おじまじょう)
最寄地 福島県伊達郡川俣町小島舘4 2018.11.2
登城ルート
熊野神社参道
2段目の郭
7段目(3郭)と主郭切岸
主郭
2郭・主郭南西切岸
南西3段目の郭
南西の堀切
小島城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高70m】
【感想】 広瀬川が大きく蛇行する、伊達市と川俣町の境目にある標高216mの山頂に築かれている。
南北に細長い主郭より東と南西の尾根に階段状の郭が残っている。東側は3郭を含め10段ほどあり、南西側は2郭を含め3段の郭がある。
東側の郭は、段差は確認できるが、竹林や篠竹の藪になっており、掻き分けて進むのに苦労させられた。
【案内】 国道349号線より町道を広瀬川を渡って表記番地に向かうと、熊野神社の参道ががある[マップコード446 133 613*34](地図)
神社右より登ると間もなく鬱蒼とした藪の中に7段目の郭がある。その下にも竹林となった3段ほどの段郭がある。
途中の段郭は、篠竹が密生し行く手を阻み、左側の切岸部を目印にして辿って何とか7段目の3郭に着く。3郭は割と開けており、主郭切岸と斜めに登る道が見える。
主郭は細長いが鬱蒼としている。南西隅から下ると2郭があり、2段の郭があり、南西尾根に深く幅広の堀切がある。下山のためにルートの目印を覚えておく必要がある。自分も下り過ぎて、倒竹の多い郭まで下り、神社にやっと戻れた。
【歴史】 伊達氏に属した懸田城主の懸田氏の家臣・小島氏の居城とされる。
天正十八年(1590年)豊富秀吉による奥州仕置きで、廃城になる迄、小島丹波・播磨の父子が在城していたと伝わる。