モシリヤ砦 (もしりやちゃし) (複合丘頂式)(国の史跡)
最寄地 北海道釧路市城山1丁目12−13 2014.8.8
モシリヤ砦 (もしりやちゃし) (複合丘頂式)(国の史跡)
最寄地 北海道釧路市城山1丁目12−13 2014.8.8
東側面(本、副チャシ)
東側面(本チャシ)
東側面(本チャシ)
北より上面全景
モシリヤ砦跡(地図)
【遺構★★★★☆】
【感想】 釧路川左岸の南北約170m東西約70mの楕円形小丘に築かれ、優美な姿を見ることが出来る。
御供え鏡餅を置いたようなチャシの頂部は標高18mあり、比高差5mの壕によって南側の本チャシと北側の副チャシに分けられている。
モシリヤ(川中の島の対岸の丘)はアイヌ語の付近一帯の呼び名であり、サルシナイ(葦の生えている沢)チャシ、ポロ(大きい)チャシとも呼ばれていた。
【案内】 城山会館(表記番地)の駐車場が利用できる[マップコード149 228 600*44]。
城山会館西に南北に細長いチャシが保存されている。チャシ跡はフエンスで囲まれ立入を制限されている。
【歴史】 春採湖畔のウライケチャシを築いたトミカラアイノが1751年(寛延四年)に構築したものといわれ、その後の利用者もわかる数少ないチャシの一つである。
昭和十年(1935年)12月24日、鶴ヶ岱チャランケチャシ跡や春採台地竪穴群と共に国の史跡に指定された。