富岡城 (とみおかじょう)
所在地 群馬県富岡市富岡/上高尾 2015.9.23 2017.12.30
富岡城 (とみおかじょう)
所在地 群馬県富岡市富岡/上高尾 2015.9.23 2017.12.30
登城ルート(赤は富岡城/緑は城山/青は眺望台)
南側遠景
郭跡
郭跡・土塁
城山公園(十王山烽火台)
城山公園頂上・祠
西側の眺望台
富岡城跡(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【感想】 県道10号線の開削工事で主郭の大半は消滅したという。主郭部分は篠竹が密生し放置されているが、土塁と帯郭が見て取れる。
西側大半が城山公園として整備され、中央の祠のあろ山頂部が十王山烽火台跡である。いずれにしても見るべき遺構はほとんど無い。
【案内】 県道10号線の高田川の橋を越えた北400mほど先を右折し、細い道に入り約50m行くと、駐車スペースがある[マップコード94 063 137*78]。コンクリートの細い道が南の送電線西まで伸びている。
その先は藪化し侵入は困難であるが、何とか鎌で払いながら入ってゆくと、送電線鉄塔の建てられている広い草地があり、曲輪跡と思われる。南西に高台があるが草木に覆われ、東側に帯郭があるが、撮影はほとんどできなかった。
また県道10号線の西側には城山公園があり、十王山烽火台跡とされ、頂上には祠が祀られている。南側の葬儀場横の駐車場が利用できる[マップコード94 032 653*71]。
西端の眺望台から富岡市街が眼下に望める。
【歴史】 永享十二年(1440年)結城合戦の折り、結城持朝の子・太郎持光が、落城した結城城から逃れ、富岡に隠れ富岡主税介持光と号したという。
後に、富岡主税介直光は、延徳元年(1489年)邑楽郡小泉城へ本拠地を転じた。