三玉城 (みつたまじょう) (三ッ玉城・桜田城)
最寄地 宮城県栗原市栗駒桜田中有賀18−11 2019.11.8 2020.1.18
三玉城 (みつたまじょう) (三ッ玉城・桜田城)
最寄地 宮城県栗原市栗駒桜田中有賀18−11 2019.11.8 2020.1.18
登城ルート
市道横の城跡標柱(鉄塔へ)
西端の堀切(鉄塔)
主郭西の堀切
主郭
主郭東の堀切
南側の帯郭
三玉城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高30m】
【感想】 二迫川右岸の、栗原市栗駒桜田にある東西に伸びた丘陵にあり、東約700mに長春館がある。
東端に土塁があり西側に2段の堀、最高所に小郭がある(地図)。小郭の北西は一段低く中央の郭があり、草地となっている。
その西側に、堀切、最高所の主郭があり藪化している。さらに堀切を挟んで鉄塔のある平坦地があり、西端の鉄塔付近に堀切がある。
【案内】 栗原市栗駒桜田中有賀の表記番地右側の斜面から登れる[マップコード319 135 367*35]。
やや北東に向けて直登すると、横堀があり、上段に竪堀がある。
最高所は矢竹の藪で、狭く櫓台と思われる。東側の土塁との間に広い郭がある。
城域は東西約300mに及ぶとされ、今回訪れたのはその東部分で、西に尾根続きに伸びており、鉄塔や標柱までとなっている(地図)。
後日、西側の標柱から登ってみた。こちらが判りやすく、鉄塔経由で登れる[マップコード319 135 422*75]。
鉄塔北に堀切があり、東側に藪化しているが細長い郭があり、堀切の東に主郭が見られた。
【歴史】 弘和二年(1382年)頃、八幡伏牛城主・石川清輝の3男石川親康が居城とした。
『佐沼古戦場記』の巻末・「天正年中中奥筋古館主」の中に、「三玉 石川源右衛門」とあり、戦国時代石川氏が城主とみられる。『栗原市教育委員会「三玉城跡発掘調査現地説明会資料」』より。