穏内館 (おんないだて) (道南十二館)
所在地 北海道松前郡福島町館崎350−15 2017.7.11
穏内館 (おんないだて) (道南十二館)
所在地 北海道松前郡福島町館崎350−15 2017.7.11
穏内館遺跡の標柱
駆逐艦柳応戦の碑
青函トンネルメモリアルパーク
穏内館跡(地図)
【遺構★☆☆☆☆】
【感想】 穏内館跡は青函トンネルメモリアルパークから続く台地上にあったが、国道工事で掘削され標柱のみが建っているだけである。
【案内】 国道228号線「吉岡」交差点の南約150mの函館バス吉岡停留所先、福島町吉岡支所(表記番地:移転した)の一角に「穏内館遺跡」の標柱が建てられている[マップコード676 403 023*62]。
国道西の台地上に青函トンネルメモリアルパークがあり、北側にJR北海道吉岡配電所敷地となっている。
【歴史】 松前藩の歴史を記した『新羅之記録』に十二の館が記されており、道南十二館の一つとされる。
長禄元年(1457年)5月14日のコシャマインの戦いにより落城した。時の館主は蒋土甲斐守季直であった。
穏内館の所在は長い間不明であったが、昭和四十年(1965年)北海道教育委員会などの調査で館崎の地名の台地上に発見された。
その後、青函トンネル工事用道路と国道228号線の付け替えのため、台地上は掘削され、遺構は消滅した。真下近くを青函トンネルが貫通している。