桑田城 (くわたじょう) (寺山要害) (町の史跡)
最寄地 群馬県吾妻郡中之条町山田2314−5 2019.1.23
桑田城 (くわたじょう) (寺山要害) (町の史跡)
最寄地 群馬県吾妻郡中之条町山田2314−5 2019.1.23
登城ルート(緑線は車道)
登り口・説明板
東側の郭(奥に鉄塔)
堀切
帯郭
主郭・寺山稲荷社
北西端の堀切
桑田城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高120m】
【感想】 四万川右岸の標高538mの寺山頂上に築かれている。主郭は広く寺山稲荷が祀られ、北西に細長い郭があり、北西端に堀切が見られる。
連郭式の山城で東側鉄塔付近が2郭となっている。四万川の北の内山城に鉄塔があり、送電線で結ばれている。
【案内】 県道234号線の表記番地向かいに標識と説明板が建てられている。
そこより町道を約250m登ると、携帯用無線鉄塔の先に登り口があり、説明板が建てられている「マップコード295 651 081*53」(地図)。その先にカーブ付近に駐車スペースがある。
電気柵を脱着し鉄塔管理道を登る。鉄塔が2基あり、東側の鉄塔付近が2郭で、北の尾根にも小郭ある。西側の鉄塔より西に浅い堀切があり、帯郭を伴った主郭に寺山稲荷社が建てられている。
北西側に浅い堀切があり細長い郭の端にも堀切が残っている。
平成六年(1994年)12月1日、中之条町の史跡に指定された。
分校跡付近一帯が吉城址で平時の居館跡である。
【歴史】 『再編吾妻記』には、「山田邑寺山要害 又古城と云有之、岩櫃旗下城主山田源左衛門尉、成田家と合戦打死、永禄天正頃滅亡」と記されている。
『加沢記』には、岩櫃城北の出口の1つに桑田城の名がある。