古御嶽城 (こみたけじょう) (町の史跡)
最寄地 埼玉県秩父郡横瀬町横瀬8118−1 2022.10.9
古御嶽城 (こみたけじょう) (町の史跡)
最寄地 埼玉県秩父郡横瀬町横瀬8118−1 2022.10.9
登城ルート
秩父石灰線管理道の登り口
2郭北側の岩場
2郭
2郭主郭間の堀切
主郭・城跡標柱・国常立尊(中央)
主郭東尾根の堀切
古御嶽城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高190m】
【感想】 標高623mの大机山から西へ伸びる標高約484mの尾根上に築かれている。
深い堀切を挟んで東西2つの郭から構成され、2郭の北には広い腰郭がよく残っている。
東側の尾根にも堀切が見られ、曲輪の各所には多くの石塔が祀られている。
【案内】 国道299号線より根古屋城の西側を通る市道を約1.3km行った「秩父石灰工業」(表記番地)東側に秩父石灰線4号鉄塔の登り口がある[マップコード150 163 697*28](地図)。東側に200mほど戻った八坂神社の斜め向かい側に駐車スペースがある(地図)。
この付近は電波が弱いので、あらかじめルートを覚えておく方が良い。
登ってゆくと、比高約50m付近に4号鉄塔があり、その裏の鞍部を経て、尾根道が続いている。右に曲がって登ってゆくと、岩場があり大江大権現が祀られている。
岩場はロープなどもなく最大の難所で、滑落しないように用心して登ると、2郭があり、北側に段郭、腰郭が残っている。
東側に見事な堀切を挟んで主郭があり、城跡標柱が建てられ、石壇の上には天照皇大神・国常立尊・氷川太神が祀られている。
小郭を経て東尾根に2条の堀切が残っている(2条目は浅い)。
昭和四十八年(1973年)1月31日、横瀬町の史跡に指定された。
【歴史】 天文十五年(1546年)四月、関東管領上杉憲政は、河越夜戦において北条氏康に敗れ、家臣の永田外記が居住したこの城に逃れた。しかし平景光の軍に破られ、越後の守護代長尾景虎の元へ逃れたと伝えられている。また永田外記は根古屋の中野で討死したという。
古御嶽城も根古屋城と同じく天正十八年(1590年)、鉢形城落城と共に開城したといわれている。『横瀬町ホームページ』より。