中里館 (なかざとだて) (二本堂館)
最寄地 山形県山形市切畑86−3 2018.4.22
中里館 (なかざとだて) (二本堂館)
最寄地 山形県山形市切畑86−3 2018.4.22
登城ルート(緑線は車道)
登り口の丸木橋
谷津の平坦地
南側山頂の平坦地
南の郭・三角点
階段状の郭(1番目)
主郭・祠
主郭・土塁
中里館 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高160m】
【感想】 村山高瀬川左岸の標高343.4mの山頂に南郭があり、北の頂上に主郭が築かれている。堀切は浅く気休め程度である。それにしても南側にある広い平坦地も館の曲輪なのだろうか?
北東山麓から見ると、いかにも険しそうな山容で圧倒されるが、谷筋から尾根に出るルートはそれほど苦労なく登れた。
【案内】 県道276号線より高瀬小学校の西にある川を渡り、表記番地北に路駐できる[マップコード62 138 762*05]。
そこから山麓の農道を200mほど歩くと、谷筋の麓に獣除けフエンス扉があり丸木橋が架けられている(地図)。その先に「いのは山」の道標があり、谷津に開けた平坦地が数段あり、左側から階段が尾根まで設けられている。
尾根に出て右に少し行くと広い平坦地があり、その西の尾根を再び登ると、浅い堀切があり、南の郭に着く。
南の郭には三角点があり、南に1段、北に5段の階段状の郭が並んでいる。尾根を北に登ると広い平坦地、上段に主郭があり祠が祀られている。東側に帯郭、北側に土塁があり、下段に腰郭が見られる。
【歴史】 築城時期など詳細ははっきりしないが、安食(あじき)氏の居城とされている。