安俵城 (あひょうじょう)
所在地 岩手県花巻市東和町安俵7区286 2017.10.26
安俵城 (あひょうじょう)
所在地 岩手県花巻市東和町安俵7区286 2017.10.26
説明板
三郭北西にある 實成寺
實成寺西の水堀
2郭の空堀(市道より)
主郭・舘上神社
主郭西の空堀
主郭の空堀(市道より)
安俵城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高10m】
【感想】 猿ヶ石川右岸の比高10mほどの南北に細長い河岸段丘上にあり、北端の舘上神社が主郭で、南に2郭、3郭、城内と並んでいる。
西側の水堀と主郭、2郭の空堀が住宅の間に断片的に残っている。
【案内】 県道39号線の安俵公民館(東和町安俵10区173)東に説明板が建てられている[マップコード108 746 831*63]。
そこより登って右折し北に行くと實成寺(表記番地)があり、その先に南北に伸びる水堀と、東西に伸びる空堀が残っている(地図)。
主郭には舘上神社が建てられ、空堀は東側の市道から見ることが出来る(地図)。
【歴史】 安俵小原氏は和賀氏に従って和賀郡に入り、狭良城(更木)・倉沢・谷内・小山田・黒沢尻・安俵を賜った。
当初狭良城に移住し、安俵小原氏の初代の小原義郷の時倉沢城に移住した。その年代ははっきりしないが1370年以降と考えられる。
応永七年(1400年)2代政継の時、安俵に移住した。
天正十八年(1590年)10代忠秀の時、豊臣秀吉の奥州仕置により追放された。