小島氏館 (おじましやかた)
所在地 埼玉県本庄市小島5-4-12 2015.12.19
小島氏館 (おじましやかた)
所在地 埼玉県本庄市小島5-4-12 2015.12.19
長松寺
西側空堀・土塁
北側空堀・土塁
小島氏館(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【案内・感想】 長松寺(表記番地)の西と北側に空堀と土塁が一部残っている。北に唐鈴(とうれい)神社(本庄市小島5-4-4)がある。
【歴史】 唐鈴神社の社伝によれば、遣唐使として唐国に渡った大伴宿根古麿(おおともすくねこまろ)が、天平勝宝年間(749~757年)に帰国の折、玄宗皇帝より渡海安全のため金鈴を賜った。
その後、古麿は武州小島郷皇坂(現在の長松寺境内)に館を築いた。その子古佐美(こさみ)、更にその子良麿(よしまろ)三代がこの地に住んだ。
良麿は唐鈴神社を創建し、秘蔵の唐鈴を奉納した。後に良麿は帰京を命じられたが、その際神宝の盗難を恐れ石函に入れ、社の下に埋めた。『唐鈴神社説明板』より。
戦国時代、武蔵七党の一つ丹党の一族小島氏が居住したと伝えられている。
江戸時代初期、祐海法印により、長松寺が創建された。『長松寺説明板』より。